
COROHIMEPARK 第13回 姫路市都市景観賞 受賞


姫路市都市景観賞とは
姫路市では、市民や事業者の皆さんと協働し、愛着、親しみ、誇りを感じる美しいまちづくりを進めています。
地域の良好な景観形成に寄与する建築物・工作物・広告物や活動を応募・推薦していただき、優秀なものを表彰し、広く紹介することにより、市民や事業者の皆さんの都市景観形成に関する意識の高揚を図ることを目的とします。昭和62年に姫路市都市景観条例を施行し、市民にとってかけがえのない共有財産である都市景観の形成に努めていきます。その施策の一つとして3年毎に実施する「姫路市都市景観賞」も今回で13回を数え、前身の「姫路市建築文化賞」(昭和60年度)を含めますと、表彰された建築物等は合計65点となりました。これらが姫路市の美しい景観を表すシンボルとして親しまれ、市民や事業者の皆様の都市景観形成への関心を高めてきたと考えています。


作品評
幹線道路沿いに建つ自動車展示場と地域住民に開放された私設広場とで構成される複合施設である。
商業施設の建ち並ぶ幹線道路に向けて、柔らかなアーチで構成される展示場は、近未来的なファサードを持つゲートのようにも映る。その近未来的なフォルムに、ある種の高揚感を抱きながら展示場を抜けると、ドーム型のイベントスペースを点在させた緑地広場へとつながり、さらに奥に住宅地が広がっている。
緑地広場は、住宅地との緩衝帯であるとともに、企業と地域を景観的かつ社会的につなぐ架け橋となっている。継続的な地域交流により、プラットフォーム化されていけば、住民の認知とともに景観として更に醸成され、企業と地域の新たな在り方を創出する魅力的な空間となっていくであろう。商業施設でありながら、一部を公共空間として地域住民に提供するという試みは、企業と地域の新たなニーズマッチングを生み出し、地域社会と都市景観を共創していくためのモデルケースになると期待する。
商業施設の建ち並ぶ幹線道路に向けて、柔らかなアーチで構成される展示場は、近未来的なファサードを持つゲートのようにも映る。その近未来的なフォルムに、ある種の高揚感を抱きながら展示場を抜けると、ドーム型のイベントスペースを点在させた緑地広場へとつながり、さらに奥に住宅地が広がっている。
緑地広場は、住宅地との緩衝帯であるとともに、企業と地域を景観的かつ社会的につなぐ架け橋となっている。継続的な地域交流により、プラットフォーム化されていけば、住民の認知とともに景観として更に醸成され、企業と地域の新たな在り方を創出する魅力的な空間となっていくであろう。商業施設でありながら、一部を公共空間として地域住民に提供するという試みは、企業と地域の新たなニーズマッチングを生み出し、地域社会と都市景観を共創していくためのモデルケースになると期待する。

